面白南極料理人
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主人公の西村淳は妻と娘と息子の4人家族で暮らす海上保安庁の隊員でした。かつて南極大陸の昭和基地にて越冬任務をこなした西村は、帰国して一家仲良く過ごしていました。そんな時、南極観測基地へ出向予定であった西村の同僚が交通事故を起こし、任務が出来なくなってしまいます。海上保安庁はその代理として西村に再び南極観測基地への出向を命じました。しぶしぶ再び南極観測基地へと出向した西村を待っていたのは、前回の昭和基地とは別の観測基地でした。そこは昭和基地から距離にして1,000km、標高は3,800mの場所に位置するドーム基地です。ドーム基地がある場所は、平均気温がマイナス54度というウイルスすら存在できない、世界で最も過酷な観測地帯です。そんな場所にある観測基地に、西村は第38次南極観測隊として派遣されたのでした。第38次南極観測隊を構成するのは、3人の研究者と、西村を含めた4人の設営隊員です。西村に与えられた任務は、第38次南極観測隊の合計7人の料理を作る事でした。過酷な環境で男7人が閉じ込められるというツライ空間の唯一の癒しが西村の料理でした!第38次南極観測隊の期待を背負った西村は、水も少ない場所で次々と美味しい料理を作っていきます!