ロッキングスカイ
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祖国のために命を捧げる――。生と死のはざまに生きた若き戦闘機パイロットの姿を、彼らに寄り添い、見守ってきた、3人の女性の視点で描いた作品。日中戦争で中華民国空軍は、圧倒的な軍事力で侵攻する日本海軍の戦闘機を迎撃した。搭乗するのは「第一世代」と呼ばれる中央航空学校出身の精鋭たち。日本に衝撃を与え、「操縦士は優秀で、侮りがたき存在である」と言わしめた。窮地に追い込まれても、敵の想像を超える勇敢さで戦い、散っていった。自由な男女交際が認められ始めた、やわらかな時代の一方で、戦争に翻弄された中華民国の若者たち。当時の映像記録や証言、生存者の回想にアニメーションを重ね、これまで語られてこなかった苦悩と悲哀に迫る。