ウルフガイ 燃えろ狼男
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フリーライターの犬神明は犬神衆と呼ばれた狼族唯一の末裔で、満月の日には超能力が宿るのだった。ある日、明は一人の青年の怪死事件を目撃、そして場末のキャバレーで緒方ミキという女を知る。ミキは人気歌手として活躍していたが、政界の大物、福中義行の息子・純一との結婚話がもつれて以来、転落の一途を辿っていたのであった。それから数日後、明は芸能プロ社長・真鍋と福中との関係、それと怪死した青年のどれもがミキに関係していたことを知る。ミキの婚約ぶちこわしは真鍋の仕業だったのだ。ただ、青年の死の間際に見た「幻の虎」が、一体何であるのかが明にはわからなかった。明の超能力を利用しようと内閣情報部の女性が接近するが、断った明は生体実験の末、バラバラにされてしまう。満月の日に超能力で元通りに戻った明だったが、その間に真鍋や福中親子は次々と怪死をとげていた。