雲の上の売店
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都会の暮らしで自分を見失ってしまった平凡な青年リウ・シーサン(劉十三)は、迎えに来た祖母と共に山奥にある故郷の町に戻る。幼馴染のチョン・シュワン(程霜)と祖母の支えにより、リウは穏やかな日々を過ごす。
先祖が残してくれた軌跡を辿り、手を伸ばせば雲に触れられそうなほど高地にある小さな売店で町の息遣いに耳を澄ます。高い山と大海原の狭間、庭に植えられたキンモクセイの樹の下で時間を過ごし、リウは次第に憂鬱な日々から抜け出す。
心に刻みつけたはずが、数年で忘れ去られる人もいれば、何があっても傍にいてくれる人もいる