主人公は恋愛がうまくいかないタインと、クールなイケメン・サラワット。ゲイの同級生からの猛アタック回避のために、学校イチのモテ男に‟ニセ彼氏“になってもらうタイン。冷たくぶっきらぼうなサラワットが見せる、「恋人を気に掛けるフリ」、「愛の言葉をささやくフリ」に次第に翻弄されていく。その言葉や態度はすべて‟フリ”だとわかってはいても、彼の温かな一面に触れるうちに不思議な感情が芽生え…。ムカつくやつなのに、いつもそばにいてくれる彼…。この気持ちは一体何なのか⁉　

タインが学校一のモテ男のサラワットに彼氏のフリをしてほしいと依頼したことで動き出した運命の出会いから1年後、タインとサラワットは大学２年に進級し、サラワットは卒業した先輩からの指名で軽音部の部長を引き受けることになった。サラワットはタインを部長補佐に任命するが、その選定に疑問の声が上がり始める。タインは入部試験の際に、ギター演奏の実力では合格していなかったからだ。自分が部長補佐にふさわしいことを証明するため、タインはギターの猛レッスンを始め再度の入部試験に臨む…。