文学賞を受賞した作家・吉住にオファーをしようと、彼の家を訪れた編集者・小島は、吉住の愛人・京香と再会。彼女は以前、料亭で吉住と小島の相手をした芸者だった。小説のモデルが京香だと知った小島は、小説を読みながら自慰行為をしてしまう。

室井まさねの人気コミックを映画化したエロティックホラーの「結ノ篇」。迫り来る村人から逃げる美琴たちだったが、村を抜ける道も塞がれ、完全に閉じ込められてしまう。次々と仲間が惨殺される中、美琴の前に貴彦と謎の少女・ミツハが現れる。

世界選手権を目指し、コーチの風間と共に練習に励むミキ。しかし、ドーピングの疑いがかかり、審査委員会が調査に乗り出す。もちろんミキは身に覚えがなかったが、かつてドーピングで協会を追われた風間の経緯を考えると、疑いを拭い切れなかった。

片田舎でデコ軽トラに乗り農業に勤しむ杏奈。ある日、5年前に埋蔵金発掘に行ったきり音信不通だった母・貴美子が現れる。喜ぶ村人とは反対に、自分を置いて出て行った母を憎む杏奈は貴美子と寄りを戻せずにいた。そんな中、鬼頭と名乗る男が貴美子を探して杏奈たちの前に現れる。動揺する一同、そして翌日、貴美子は姿を消すのだった・・・。

特殊な能力を発揮し難事件に挑む、女性捜査官の活躍を描く官能サスペンス。殺人絡みの刑事ものに男女の濡れ場を掛け合わせる、奇抜な設定もユニークな魅力を生む、異色の注目作。

大学教授の葦原と助手の香坂、生徒の美琴らは、ゼミ合宿のため山奥にある人口43人の八坂村にやって来る。村の男たちから歓待された美琴らは、村に一人も女性がいないことに不安を抱く。葦原には閉鎖的な八坂村で起きている現象を調べる目的があり、村人の協力を得るため若い女性を連れてくるという条件を承諾しており……。

凶悪犯の張り込みの最中に親友で同僚の堀部の好意に甘え、数カ月前に幼い子供を亡くし失意のまま体調を崩していた妻・美幸を病院に見舞った西は、そこで妻が不治の病で助からないことを聞かされる。ショックを受ける西。だがそんな彼に、更に堀部が犯人の凶弾に倒れたとの連絡が入った。その後、犯人は別の場所で発見されるも、逮捕へのあせりから西は失態を演じ、後輩の田中が命を落としてしまう。罪悪感にさいなまれ、職を辞す西。彼は、下半身不随となり車椅子の生活を送る堀部に画材道具を贈る為、また田中の妻や余命幾ばくもない美幸との生活資金を工面する為、ヤクザから借金を重ねるようになる。しかし、その返済に首が回らなくなり、思い余って銀行強盗を決行。盗んだ金を堀部や田中の妻に送り、ヤクザに借金を返済すると、残った金を持って美幸と共に旅に出るのだった。だが、そんな西をヤクザたちは利子が足りないと言って執拗に追いかけてきた。妻との残り少ない時間を誰にも邪魔されたくない。西は、追ってきたヤクザたちを次々に殺害していく。やがて、後輩の刑事の中村が西の身を案じて駆けつけてきた。しかし、西は彼にもう少し時間をくれと頼む。静かな砂浜、妻をそっと抱き寄せた西は、自ら自分たちの人生に幕を引く。