CUB/カブ-戦慄のサマーキャンプ-
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まだボーイスカウトに参加する年齢に満たない子どもたちを対象にした“カブスカウト”のキャンプ訓練が惨劇の現場へと変わる。初の長編作品ながら、伝統あるファンタスティック映画の祭典シッチェス国際映画祭で監督賞を受賞した新鋭J・ゴーファート監督の注目作。子どもが多く登場するということもあって直接的な残酷描写こそ少ないのだが、不気味なムード作りと暗闇を使った巧みな演出、そして後味の悪いエンディングでデビュー作とは思えない強烈な印象を残す。
カブスカウトに所属する少年サムは要領が悪くて仲間たちからバカにされてばかりいた。そんなある日、スカウト隊は森にキャンプ訓練に出掛けることになる。その森は、“カイ”と呼ばれる狼人間が隠れ住むという噂のある場所だった。キャンプの設営作業のため森の中へと入ったサムは木の仮面を着けた少年を目撃し、カイではないかと疑うが、誰もサムの話を信じようとしない。その夜から、キャンプでは奇妙な事件が起き始めるが……。